【アムステルダム】アンネの日記の主人公が実際に住んでいた「アンネ・フランクの家」が博物館になっていた。
アムステルダムといえば水に囲まれた美しい街並みやチューリップ、水車などを思い浮かべる人が多いかと思います。
私も行く前は全く無知の状態で正直何があるの?って感じでした。
なんとなく直感的にオランダに行くことにしたけど、観光名所はそんなになさそうなイメージ。
興味がなければあまり知られていないアムステルダムの観光スポットですが、実は美術館や博物館がとても沢山あるんです。
2日間じゃ絶対回りきれないので、どうしても行きたかったアンネフランクの家とゴッホ美術館に行くことにしました。
どちらも予約必須。
先日アムステルダム&バルセロナ一人旅で私が予約したことでも書きましたが当日券がないので絶対に予約していかないと入れないんですよね。
ゴッホ美術館は割と人数に余裕があるけどアンネフランクハウスはとても人気なので早めに予約が必要。
午前中の早い時間から売り切れていくのでお早めの予約がお勧めです。
英語の公式予約サイト▷https://www.annefrank.org/en/museum/tickets/
アンネの日記
アンネフランクは日本人なら誰もが聞いたことがあるアンネの日記の主人公。
私が子供の頃夏休みの読書感想文はアンネの日記を書く子がとても多かったです。
私は本は読んだことないけど、テレビで特集されてるのを見て興味を持ちました。
「アンネはドイツ系ユダヤ人の女の子。
ナチスによりユダヤ人迫害を恐れフランクフルトからアムステルダムに一家で移住し暫くは安穏な生活が続いたがユダヤ人狩りが行われ始め父オットーの職場事務所の3階と4階を隠れ家にした潜伏生活が始める。
2年間この生活が続いたがついに発見されアウシュヴィッツ強制収容所に送られその後不衛生な環境でチフスにかかり15歳で生涯を終えてしまう。
この2年間のことを毎日日記に書き続けた。」
アンネの死後唯一生存していた父親のオットーフランクが日記を本として出版したのがアンネの日記です。
その後なんとなく旅のことで検索してた時、アムステルダムにアンネが隠れていた家が実在するのを目にしたんです。
しかも博物館になっていて見学できるとか。
いつか、いや近々絶対にここに行ってみたいと思いました。
きっとアンネフランクハウスがなければオランダに来ることはなかったと思います。
悲しい場所ではあるけれど、歴史に触れたい。
そんな想いで見学することになりました。
ダム広場から徒歩で向かいました
アムステルダム中央駅からトラム1本で行けますが、少し時間があったのでダム広場に行ってから徒歩で向かいました。
ほんとはトラムに乗ったんだけど逆方向に進んじゃったので結局徒歩。笑
近いと思ったけど10分以上は歩いたかな。
ここに行く道すがら可愛いパン屋さんやお洒落なレコード屋さんに出会ったりして結構楽しかったです。
アムステルダムは何もかもがほんとにお洒落。
そしてほんとに自転車多い。
何本か川を渡ると奥の方に見えてきました。
西教会が目印です。
似たような風景が続くのでGoogle mapは必須。
西教会の塔が見えた!
人が多いからあそこかな?
なんとか時間ギリギリに到着!
小雨が降ってたけど止んでくれてよかった。
予約時間になったので入場
プリントアウトしてきたバウチャーを見せて入場。
ずっと来たかったのでドキドキです。
入場したらまず日本語ガイダンスを受け取ります。
チケット代金に含まれているので、無料で貸してくれますよ。
コートやバッグは預ける事ができます。
私は大きな荷物持ってなかったし預けなかったのですが、隠れ家に入る時の階段がかなり急傾斜でしかも狭い。
手が塞がってると結構危ない(正直怖かった)ので預けた方がいいかも。
足の悪い方とか多分見学できないと思います。
小さいお子さんもちょっと危ないかな。
いよいよアンネフランクハウスの中へ
館内は撮影禁止なので文章だけでお届けします。
レンタルしたガイダンスを壁に書いてある番号にかざすと日本語のガイダンスを聞くことができます。
1つ1つの部屋でガイダンスを聴きながら進みました。
内部はフランク一家が暮らしていたそのままの様子が再現されていました。
父オットーの希望で当時の雰囲気をそのまま残した造りになっているんだそう。
家族で撮った幸せそうな写真や映像も残っていて、こんなに幸せそうな普通の女の子があんな残酷な出来事に巻き込まれて亡くなったのが信じられない程でした。
アムステルダムに住むユダヤ人の家に印がついている地図を見た時はとても苦しくなりました。
本棚の裏から入る隠れ家はとても狭くこんな急傾斜な階段を上って毎日ひっそり暮らしていたんだなと想像しながら進みました。
小さな家に住んでいると思い込んでたけど部屋はとても多かったな。
最後のエリアでは実際にアンネが書いた日記が何冊か飾られていました。
残念ながら字は読めなかったけど沢山の夢を持って生きていたんだなということは伝わってきました。
アンネは作家志望だったんだそう。
だからこんなに沢山の言葉が綴られていたんですね。
今まで読んだ事のなかったアンネの日記を読んでみたい。
実際に行くとまた違う感覚で読めるかな。
読み進めていくうちにあの隠れ家を想像して苦しくなってしまいそう。
最後はお土産コーナーがありアンネの日記の世界中の言語で書かれた本やポストカード、グッズなどが販売されてました。
隣にカフェも併設されていて、ガラス張りになってるので見学後はお茶しながらゆっくりできます。
アンネクランクハウスの記念撮影スポット
外へ出ると記念写真が撮れるスポットがあります。
ここが実際アンネが住んでた家の玄関みたい。
せっかく来たので外国人観光客の方にお願いして撮ってもらいました。
アンネフランクハウス近くにある西教会の横にアンネの銅像も見つけました。
まとめ
実際に見学しないと分からないことが沢山ありました。
テレビで見た情報では知ってるつもりで知らないことばかり。
ユダヤ人がこんなに自由を制限された生活だったとか思春期の女の子がどんな気持ちでここにいたんだろうとか想像してもこの辛さは豊かな時代を生きている自分には到底分からないだろう。
それでも当時のまま残された部屋はアンネが生きた証を私に伝えてくれるようでした。
悲しい場所だけど歴史を学べる素晴らしい施設でした。
本当にここへ来てよかった。